みやこ町の文化財についてのよくある質問を記載しています。 文化財について疑問に思ったことを「学芸員に質問する」からお送りください。いただいた質問については可能な範囲で回答をホームページに記載させていただきます。
装飾品として有名な勾玉は、何に使われる目的で作られたのですか?
02月02日
勾玉は日本古来の装飾品・祭事用具で、いわゆる「三種の神器(鏡、玉、剣)」の1つとなることで知られます。 その始まりは、縄文時代に遡り、古墳時代になると各地の豪族が古墳への副葬品としてさかんに用いるようになります。語源については曲がった玉=曲玉(勾玉)からきたという説が有力です。 ちなみに勾玉の穴は自分を生かしてくれているご先祖様とつながる「時空のトンネル」でこの穴を通じて、わが身に降りかかる邪気、邪霊をご先祖様がふりはらってくださると信じられていました(諸説あり) デザイン由来は、胎児や猪の牙の形、太極の図柄など諸説ありますが、現在では、お守りやネックレスとしても人気があるようです。制作キットも販売されていますから、ご自身で世界に一つだけの「MY勾玉」をつくってみてはいかがでしょうか。