宝積寺の木造菩薩形立像は、像高71.3cm。丸く頬のはった顔をもち、細くしまった腰をやや左にひねって立つスマートな像です。頭と体、両碗上半を含んだ像の大部分を一つの材木から彫り出す「一木造り」という技法でつくられています。