僧形八幡神坐像は、生立八幡宮のご神体として500年近く本殿の奥に鎮座していましたが、明治の初めにそのご神体としての役割を終え、現在は貴重な文化財として大切に保管されています。八幡神という神様でありながら、頭を丸め、袈裟を着たお坊さんの恰好をしているのは、日本人に特徴的な「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」の信仰スタイルをあらわすものです。